インストラクターとコーチの違いについて解説

2022年11月1日

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インストラクターとコーチの違い

運動が好きな方や運動経験が豊富な方であれば、スポーツ系の仕事がしたいと思うこともありますよね。好きなことを仕事にできたら、幸せです。インストラクターやコーチになってみたいけれど、違いはあるのか気になるところです。

そこで今回は、インストラクターとコーチの違いについて解説します。

これからインストラクターやコーチになりたい方は、ぜひ参考にしてください。

インストラクターとは

ダンスの副業インストラクター

インストラクターとコーチの違いを知る前に、まずインストラクターとはなにか解説します。

インストラクターとは、技術などを指導する人、指導員という意味。インストラクターは英語では「instructor」で、英語の意味も日本語と同じです。「instruct」という英単語があり、こちらは、「教える」、「教育する」、「指示をする」という意味があります。

インストラクターは、英語でも日本語でも同じで、なにかを指導する人ということです。

指導をすることが前提のため、インストラクターは、特定の分野の知識があること、特定分野の技術があることが求められます。

インストラクターには複数の種類があります。

  • フィットネスインストラクター
  • ダンスインストラクター(HIPHOP、ジャズダンス、社交ダンス、バレエ、チアダンスなど)
  • スポーツインストラクター(サッカー、スイミング、野球、体操など)
  • 英会話インストラクター
  • マナーインストラクター

上記のように運動だけでなく、英会話やマナーなどの情報系インストラクターもいます。

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コーチとは

コーチ

インストラクターが「指導をする人」であることは、お分かりいただけたかと思います。

では、コーチとはどういう人なのでしょうか。コーチは、運動競技の技術を指導する人、指導員のことです。

英語では「coach」で、こちらも日本語と同じく「指導員」、「個人教師」という意味があります。

これだとほぼ同じ意味ですよね。実際にインストラクターとコーチに大きな違いはありません。

コーチは次のようなものがあります。

  • 野球コーチ
  • サッカーコーチ
  • 陸上競技コーチ
  • 英会話コーチ

英会話インストラクターと英会話コーチを紹介しましたが、英会話インストラクターは、一般的な英会話講師と言ってよいでしょう。英会話コーチは、顧客に合わせた学習カリキュラムの作成、毎日の学習進捗管理、おすすめのテキストの選定などのサポート業務が多いのが特徴です。

分野によっては、インストラクターとコーチを使い分けることもあります。

インストラクターとコーチの違いとは

インストラクターとコーチの違いがわからない

さて、ここまでインストラクターとコーチの定義について紹介しました。

どちらも「指導者」という意味なので、ほとんど明確な違いはなく使用されています。実際にコーチとインストラクターの業務は重複していることもあるほどで、大きな違いはありませんが、スポーツによっては多少の違いが出ることもあります。

ここでは、インストラクターとコーチは立場が異なり、1つのスクールやチームにそれぞれが配置されていることもあります。

このような場合の、インストラクターとコーチの違いについて解説します。

インストラクターとコーチの違い①

インストラクターは、用意されたマニュアルに基づいて指導をします。技術や知識を使って、万人の顧客に有効的な基礎知識を用いて指導します。

コーチは、マニュアルにも従うことはもちろんですが、顧客ひとりひとりに合う指導をすることが強みです。

しかし、この指導の違いに明確な差はなく、スクールによってはコーチのような役割でインストラクターをすることもあるでしょう。

インストラクターとコーチの違い②

インストラクターは、フィットネスインストラクター、ダンスインストラクターのようにスポーツ分野で使うだけでなく、パソコンインストラクター、ITインストラクターのようにスポーツ分野以外でも使うことがあります。

それに対して、コーチは、主にスポーツ分野で使用します。(英語コーチなど例外もあります)

インストラクターとコーチの違い③

インストラクターは、スキル向上を主な目的とします。たとえば、サッカーインストラクターであれば、ボールの蹴り方、ドリブルの方法など、サッカーが上達するように基礎的なスキルを指導します。

それに対してコーチは、スキル向上だけではありません。試合に勝利するための作戦を立てて、戦術を選手にアドバイスすることもあります。また必要に応じて、選手交代もします。そのため、コーチはスポーツ選手を経験している場合がほとんどです。

インストラクターとコーチの違い④

インストラクターはスクールによっては、初心者・未経験から仕事に就くこともできます。スポーツの知識(ルールやスキルなど)や解剖学を学んで就職しますが、未経験でもインストラクターになることができます。

それに対してコーチは、経験者が就くことが多い傾向にあります。すでに記載したようにコーチは試合で勝つためのアドバイスをすることがあり、自身も試合経験があることも求められます。

 

ここまで、インストラクターとコーチの違いを記載しましたが、明確にあるわけではありません。スクールによっても業務区分や立ち位置が異なることもあるでしょう。

さらに、子ども向けの習い事のサッカースクールであれば、サッカーインストラクターのみが指導をすることもあります。子どもたちの試合をサポートし、コーチの役割を担うこともあるでしょう。

このように、インストラクターがコーチとしての役割を担うことや、反対にコーチがインストラクターと同じような業務をすることもあり、線引きはあいまいです。

インストラクターやコーチは資格が必要なのか

インストラクター

インストラクターやコーチの仕事をしている人もたくさんいますが、これらの仕事には資格が必要なのでしょうか。

結論から書くと、インストラクターやコーチに国家資格は必要ありません

国家資格とは、公的な資格。つまり、国によって認められている資格です。法律にもとづいて国や国から委託を受けた機関が実施する試験に合格することで、その業務に就くことができます。

インストラクターやコーチにはこのような国家資格がないため、スクールで定められた試験に合格することや講習を受けることで、インストラクターやコーチになることができます。

また運動系インストラクターや運動系コーチの場合、資格ではなく、競技実績を重視することもあります。コーチの場合は、試合のアドバイスをすることもあるため、特に実績が重視されやすい傾向にあるのです。

たとえば、野球のコーチであれば、元プロ野球選手、甲子園出場などの実績が求められることもあるでしょう。

インストラクター・コーチに向いている人の特徴

インストラクター コーチ

インストラクター、コーチに向いている人の特徴を紹介します。

インストラクターに向いている人の特徴

インストラクターに向いている人の特徴は次のとおりです。

  • 他者と関わることが好きな人
  • 相手に合わせて説明ができる人
  • 人の成長を楽しめる人

くわしく解説します。

【他者と関わることが好きな人】
インストラクターは他者に関わる仕事なので、それが苦にならないような人が向いています。閉鎖的な性格の人は不向きでしょう。好奇心旺盛で、顧客と楽しく関われる人がインストラクターに向いています。

【相手に合わせて説明できる人】
インストラクターは、顧客にスキルを説明する必要があります。しかし、すぐに理解してもらえないこともあるでしょう。理解してもらえないときに、別の角度から切り込んで説明をするなど、相手に理解してもらえるよう工夫する必要があるのです。

【人の成長を楽しめる人】
指導をすることで顧客が少しずつスキルを身につけて上達していきます。それを楽しめる人のほうが、インストラクター業をストレスなく継続できるでしょう。

コーチに向いている人の特徴

コーチに向いている人の特徴は次のとおりです。

  • スポーツ経験者
  • 人の気持ちに敏感な人
  • 頑張る人を心から応援できる人
  • 忍耐力のある人

【スポーツ経験者】
すでに記載したようにコーチは、スポーツ経験者であることが求められます。スポーツでの実績も必要とされることが多いので、スポーツ経験者に向いている仕事です。

【人の気持ちに敏感な人】
コーチは、顧客の気持ちに配慮をし、信頼を得て仕事をする必要があります。試合に出場する選手を選出する際に、選ばれなかった選手にあとからフォローを入れることもあるでしょう。必ずしも、試合で勝てるとは限りません。コーチが選手を励ますこともあります。そのため、人の気持ちを敏感に読み取る能力が求められるのです。

なお、コーチはスポーツ心理学を学んでいる人も多くいます。

【頑張る人を応援できる人】
頑張る人のことを応援できることもコーチの大前提です。選手は目標達成のために頑張っています。その様子を認め、「自分のときはもっと頑張っていた」と自身に置き換えず、純粋に応援できる人がコーチに向いています。

【忍耐力のある人】
コーチには忍耐力も強く求められます。一生懸命練習しても結果が出ないこともあるでしょう。指導をしても、すぐにスキルが伸びるとは限りません。忍耐強く見守る必要もあるのです。インストラクターにも忍耐力が求められますが、試合に勝つためのアドバイスをするコーチのほうが、より忍耐力が必要とされるでしょう。

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まとめ

インストラクターとコーチの違いについて解説しました。

インストラクターもコーチも指導者という意味です。
両者に明確な違いはありません。これはどちらも国家資格がなく、資格を活かしてできる明確な業務の区分けがないからです。

違いははっきしていませんが、強いて挙げるのであれば、インストラクターは未経験でも就けることがあり、コーチはスポーツ経験者が就くことは多いです。

運動系以外のインストラクターもいますが、コーチは運動系がメインです。

インストラクターは万人向けのマニュアルに基づいた指導、上達をするための指導をしますが、コーチは、ひとりひとりに合わせた指導をすることや、状況に応じた指導をすることもあります。

 

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